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                        | 不登校というと、子供のうつ病などを想定しがちです。 統合失調症に思い至る人はあまりいないようです。
 不登校の小学生〜中学生〜高校生を統合失調症と診断すると、びっくりされる方が多いものです。けれども、不登校の子には、「不登校」だけではなくて、その他の統合失調症の症状がそろっているものです。「不登校」だけで統合失調症を診断するわけではありません。
 
 まず学校に行けなくなるとき、
 (1) やる気・気力が減退しているものです。
 (2) 朝になって学校に行こうとすると、「どうしようどうしよう」と浮き足だってきて、不安緊迫感が強まるために腹痛や吐き気、下痢、頭痛などの身体症状が出やすいものです。
 (3) 学校にいってから(友達との会話、授業中に当てられたときなどに)うまくやれるだろうか、などと取り越し苦労(先行きの不安)が強まります。
 (4) 授業中に当てられたりすると、パニクってしまって声が出なかったり、頭が真っ白になったり、息苦しくなったりします。
 (5) 学校から帰ると、朝の登校前に比べると元気かもしれませんが、その子本来の元気さはなく、勉強にも集中できなくなり、勉強をする意欲もなくなり、学業成績は低下していきます。
 (6) 夜良い睡眠がとれなくなったり、生活リズムが乱れて昼夜逆転ぎみになるものです。
 (7) 友達とのつき合いにも消極的になり、自分から友達を誘いに行って遊んでくることがなります。
 (8) 情緒不安定になり、急に泣き出したり、自傷行為(リストカットなど)をくり返すようになります。
 
 これらは統合失調症による「不登校」の場合に特徴的な症状です。
 子供によっては食欲不振のほかに、過食や嘔吐といった摂食障害の症状をあわせもっています。
 
 
                          そのような場合、頭部CT検査をすると、大脳前頭葉が萎縮しているはずです。
                          ※ 小学生〜高校生の場合、大脳の発達途上にあるので、かなり以前から徐々に進行している統合失調症の場合でも、萎縮してもその都度埋め合わされるので軽度の萎縮にとどまっている場合が少なくありません。また、早期に発見・治療すると、大脳萎縮は埋め戻され消えてしまいます。
   → 統合失調症のページおよびうつ病と統合失調症の比較のページを参照。
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