初めまして、よろしくお願いします。20代半ばで統合失調症を発症して、その後、徐々に回復し、正社員ではありませんが、社会復帰して10年以上が経過いたしました。。去年のこと、職場の上司と折り合いがあわず、ストレスをため、頭痛がするようになり、今に至っております。頭痛がした当初は、統合失調症とは別に脳腫瘍ではないかなど疑い、脳外科でCTを撮っていただき、脳に異常なし、肩こりによる頭痛と診断されました。統合失調症と頭痛で検索したところ、先生のページにたどりつき、頭痛はこの病気に珍しくない等、いろいろ、解説を読んで思い当たることがありました。もう半年以上、主治医の先生と話し合って、薬を試していますが、なかなか治りません。いろいろ試した結果、動きの鈍化、異常な発汗、食欲がふえることによる体重の急激の増加などで困っています。また、顔の筋肉のこわばりなども感じています。薬の副作用だと思います。感じからすると薬は、頭痛を鈍らせるような感じはします。薬をへらすと、痛みは敏感になりますが、体の動きが機敏になり、抑えられない食欲などはなく、どうせなら、薬を減らて頭痛を我慢したほうが良いのではと感じています。ただ、この頭痛がどのくらい続くのか見当がつかないことも問題です。主治医と今後も相談していこうと思いますが、先生のご意見もきかせていただけないでしょうか。よろしくお願いします。
統合失調症の人に限らないと思いますが、人に対して、仕事に対して、余暇の過ごし方に対して、などいろいろな場面で、つい身構えてしまいがちな人がいます。すると、上半身(肩・腕・頭部・胸・背中・のどなど)の筋肉に力が入り続けてしまい、肩こり・腕や手のしびれ・頭痛・息苦しさ・背中の張り・首の張り・のどが詰まる感じなどの症状が出現します。そして、力が入り続けていると、発汗・微熱・熱感などの症状を伴いがちです。あなたの場合は、そのような頭痛・発汗なのかもしれません。また、統合失調症の場合、慢性的な疲弊状態にあるので、比較的多い割合で脳の疲れから脳波異常が生じてくることもあります。その場合は、もの忘れ・情緒不安定・知覚過敏・神経過敏・抑制(自制心)の低下などの症状が出てきやすいものです(このHP中の「脆弱脳症候群」の部分をご覧ください)。その場合も、発作性の頭痛や過食(わかってはいるのに食べだしたら止まらない)などの症状が現れます。そのほかいろいろなことが考えられますが、あなたがどのような種類のお薬を飲まれているかがわかれば、もう少し具体的なアドバイスができるかもしれません。いずれにしても、周囲の評価を気にせず、気を使わず、開き直り、マイペースに生活すること(それが、健康な人の思考パターン・行動パターンですが)を心がけてください。> 初めまして、よろしくお願いします。> 20代半ばで統合失調症を発症して、その後、徐々に回復し、> 正社員ではありませんが、社会復帰して10年以上が経過いたしました。。> 去年のこと、職場の上司と折り合いがあわず、ストレスをため、頭痛がするようになり、今に至っております。> 頭痛がした当初は、統合失調症とは別に脳腫瘍ではないかなど疑い、脳外科でCTを撮っていただき、脳に異常なし、> 肩こりによる頭痛と診断されました。> 統合失調症と頭痛で検索したところ、先生のページにたどりつき、頭痛はこの病気に珍しくない等、いろいろ、解説を読んで思い当たることがありました。もう半年以上、主治医の先生と話し合って、薬を試していますが、なかなか治りません。いろいろ試した結果、動きの鈍化、異常な発汗、食欲がふえることによる体重の急激の増加などで困っています。> また、顔の筋肉のこわばりなども感じています。> 薬の副作用だと思います。感じからすると薬は、頭痛を鈍らせるような感じはします。薬をへらすと、痛みは敏感になりますが、体の動きが機敏になり、抑えられない食欲などはなく、どうせなら、薬を減らて頭痛を我慢したほうが良いのではと感じています。ただ、この頭痛がどのくらい続くのか> 見当がつかないことも問題です。主治医と今後も相談していこうと思いますが、先生のご意見もきかせていただけないでしょうか。> よろしくお願いします。
ご返信ありがとうございます。昨日、火曜日にちょうど診察で、薬を減らしてもらいました。主治医と話し合った結果、眠薬がレンドルミン、ロヒプノールの他に、寝る前に、レキソタン2mg、ロセナン4mg、リスパダール1mg飲むことになりました。パキシル20mgを昨日まで、出されていましたが、インターネット上で、副作用で、発汗作用、筋肉のこわばり、体重増加などが挙げられているのをみて、飲むのをやめたのですが、自分の場合も食欲増加は確実に当てはまっていたと思われます。食べずにはいられないのが、ぴたりと止みました。そんな状況ですが、あとは、頭痛に効いてくれればと願うばかりです。頭痛の感じとしては、薬が効いてるときは、髪が引っ張られている感じで、切れてくると締め付けられている感じです。最近、頭痛についての本を読んで、マッサージをしたり、シップを貼ったり、体をのばしたりといろいろ試してはいますが、家族に言わせると、筋肉がかっちかっちだといわれ、自分でも自覚しています。職場に関していうと、今年は、特に困ったことはおきていません。頭痛でストレスがたまるといった悪循環です。上記のようなことで、何かアドバイスいただけるでしょうか。たびたびすみません。お願いします。
あなたの頭痛は「薬が効いてるときは、髪が引っ張られている感じで、切れてくると締め付けられている感じ」とのことですが、お薬を変えてもらったばかりということで、もう少し(数日)様子を見られてはいかがでしょうか。それでも頭痛が続くようでしたら、脳波の異常からくる頭痛が一層疑われるようになります。すなわち、心身がとても疲れた状態が(知らず知らずのうちに)続いていると、大脳の炎症状態が生じ(たとえば、体質的に疲れると皮膚の炎症=ジンマ疹=、口腔内の炎症=口内炎=、胃の炎症=ストレス性胃炎=、結膜の炎症=アレルギー性結膜炎=などが生じやすい人がいるように、大脳の炎症状態が生じ)、その結果として脳波の乱れが生じて、情緒不安定・神経過敏・知覚過敏・もの忘れあるいは頭痛・めまい・ふらつきなどの身体症状が出現することがあります。この場合の頭痛は、緊張性頭痛・片頭痛などのほかに、何とも表現しがたい形の種々の頭痛を生じることがあります。しばらく現在のお薬を服用してみて、もしあまり変わらないようでしたら「抗てんかん薬」が効くタイプの頭痛(前述の頭痛)かもしれません。現在の主治医の先生とよく相談されて、もし不変なら、またご相談ください。> ご返信ありがとうございます。> 昨日、火曜日にちょうど診察で、薬を減らしてもらいました。> 主治医と話し合った結果、眠薬がレンドルミン、ロヒプノールの他に、寝る前に、レキソタン2mg、ロセナン4mg、リスパダール1mg飲むことになりました。パキシル20mgを昨日まで、出されていましたが、インターネット上で、副作用で、発汗作用、筋肉のこわばり、体重増加などが挙げられているのをみて、飲むのをやめたのですが、自分の場合も食欲増加は確実に当てはまっていたと思われます。食べずにはいられないのが、ぴたりと止みました。そんな状況ですが、あとは、頭痛に効いてくれればと願うばかりです。> 頭痛の感じとしては、薬が効いてるときは、髪が引っ張られている感じで、切れてくると締め付けられている感じです。> 最近、頭痛についての本を読んで、マッサージをしたり、> シップを貼ったり、体をのばしたりといろいろ試してはいますが、家族に言わせると、筋肉がかっちかっちだといわれ、自分でも自覚しています。職場に関していうと、今年は、> 特に困ったことはおきていません。頭痛でストレスがたまるといった悪循環です。上記のようなことで、何かアドバイス> いただけるでしょうか。たびたびすみません。お願いします。
丁寧なご解答ありがとうございます。幸いにも、ロナセンがあっているのか、頭の痛みが軽減しているようにも思われます。ただ、万一、この痛みが長引くようでしたら、先生でしたらどのような薬を飲むことおすすめされるでしょうか。脳波による頭痛のようなものでしたら、それらの薬をのむことによって、での程度の期間で、効果のあらわれるようなものなのか、目安をお聞きしたいのですが。テグレトールは、今は飲んでいないのですが、以前、飲んだことがございます。いつも、ありがとうございます。
ロナセンが効いているようで良かったですね。もし効果が不十分でも、ロナセンの量が少ないからなのか、抗てんかん薬(あなたが以前のまれていたテグレトールやエクセグラン、アレビアチン、補助的なお薬としてはランドセン・リボトリールなど、新しいものではラミクタール、イーケプラなど)が必要なのか、もう少し経過を見られてはいかがでしょうか。> 丁寧なご解答ありがとうございます。> 幸いにも、ロナセンがあっているのか、頭の痛みが軽減しているようにも思われます。> ただ、万一、この痛みが長引くようでしたら、先生でしたら> どのような薬を飲むことおすすめされるでしょうか。> 脳波による頭痛のようなものでしたら、それらの薬をのむことによって、での程度の期間で、効果のあらわれるようなものなのか、目安をお聞きしたいのですが。テグレトールは、今は飲んでいないのですが、以前、飲んだことがございます。いつも、ありがとうございます。
たびたび、失礼します。ロナサンは効いているようなのですが、いまだに、頭のほうがすっきりしません。ロナサンの量が足りないということも考えられますが、先生のいうところの脆弱脳症候群ということも考えられるかと思います。先生の説明によると脆弱性脳症候群であるならば、脳波に異常がみられると述べておられますが、逆に言うならば、脳波の検査をどこかでしてもらい、異常があれば、抗てんかん薬を飲めばいいでしょうか。簡潔に言えば、脳波の検査をしてもらおうと思っています。主治医には、脆弱性脳症候群とは違うのではないかと言われています。脳波に異常がでれば、先生の言われている症状にあてはまるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
ロナセンが十分に効果を発揮せずに頭痛が続いているのであれば、おそらく脳の炎症状態があって脳波異常が生じている状態だと思います。私は脳波検査を行なって確認しますが、症状がそろっていれば、脳波検査をする以前に抗てんかん薬の投与を開始します。そのあとで脳波検査を行ない脳波異常がどの程度のもであるかを確認し、1年ほどのちに再検査して改善度合い(治療効果)を確認する、という手順をとります。ということは、あなたの場合にも、まずは抗てんかん薬を服用してみる、という方法も可能なわけです。主治医が抗てんかん薬の処方を躊躇される場合は、抗てんかん薬の中でも比較的試して見やすい、「漢方薬(たとえば、サイコカリュウコツボレイトウ)」や「ランドセン(あるいはリボトリール)」のようなものを試していただくことも、良い方法ではないでしょうか。> たびたび、失礼します。> ロナサンは効いているようなのですが、いまだに、> 頭のほうがすっきりしません。> ロナサンの量が足りないということも考えられますが、> 先生のいうところの脆弱脳症候群ということも考えられるかと思います。先生の説明によると脆弱性脳症候群であるならば、脳波に異常がみられると述べておられますが、> 逆に言うならば、脳波の検査をどこかでしてもらい、> 異常があれば、抗てんかん薬を飲めばいいでしょうか。> 簡潔に言えば、脳波の検査をしてもらおうと思っています。> 主治医には、脆弱性脳症候群とは違うのではないかと言われています。脳波に異常がでれば、先生の言われている症状にあてはまるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
この火曜日に、ロナセンからテグレトールを試しています。ところがなのですが、木曜日に脳波の検査をしてもらい、今日、脳波の検査をしてもらったお医者様からご解答は、脳波は、非常にきれいで、異常なしという診断でした。ということは、統合失調症や脆弱性脳症候群とは関係なく、単に、頭痛を治すことに専念すべきということなのでしょうか。いつも丁寧にお答えいただき、ありがとうございます。少なくとも、一つ、選択肢がなくなり、気分がすっきりしました。運動不足や姿勢の悪さなどに注意していきたいと思っております。まことに感謝しております。